秀吉の死
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死期がいよいよ迫る頃になると、少しボケてきたようで、何度も五大老・五奉行を呼びつけては、秀頼を守っていく事を誓わせ、誓紙に署名させたり、枕も上がらぬ身体を押して秀吉自ら遺言を自筆します。
「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」
秀吉の辞世の句だと言われている有名な俳句ですが、後世の解釈では
「日本一の出世頭だともいえる秀吉でも死んでいく時は、人生とは露のように儚いものだと感じており、人の幸せというのは、立身出世とは違うものらしい (∪_∪)b」
だとされていますが、実力主義がまかり通る戦国時代の最中、自分が死んだら自ら築き上げた権力は、幼い秀頼に引継がれる事無く、誰かに奪われる事を予感しつつ、死んで行かなければならない秀吉の無念が現れている句だともいえるでしょう。
ただし、実はこの〝秀吉の辞世の句〟というのは、秀吉が死ぬ寸前に詠んだものではないという話もあります。というのも秀吉は誰にも看取られることなくこの世を去っていたからです。
秀吉が死んだのは『関が原の戦い』の勃発する2年前、慶長3(1958)年8月の事で、専従の医師が秀吉の様子を診るために、秀吉の寝室に入った時には、すでに秀吉は冷たくなっていました。
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